サッカーW杯、暑さで選手に健康リスク 温暖化進行で対策必要と警告
サッカーW杯、暑さで健康リスク 温暖化進行で対策必要

気候科学者の国際チーム「ワールド・ウェザー・アトリビューション」は14日、サッカーのワールドカップ北中米3カ国大会において、選手が暑さによって深刻な健康リスクにさらされる可能性があるとする分析結果を発表した。地球温暖化の進行により、1994年の米国大会と比較してリスクが増大しており、選手の健康とパフォーマンスを守るための対策が急務だと訴えている。

W杯の暑さ指数とリスク評価

2026年6月から7月にかけて、米国、カナダ、メキシコの3カ国で共催されるW杯には48チームが参加し、合計104試合が行われる予定だ。気温や湿度などから算出される暑さ指数(WBGT)は、全体の約4分の1の試合で、国際プロサッカー選手会が「冷却のため休憩を取る必要がある」とする基準値の26以上に達する見通し。さらに、そのうち約5試合では「プレーには危険」とされる28に達する恐れがある。

決勝戦と準決勝の予測

試合ごとの分析によると、米ニュージャージー州で現地時間7月19日に行われる決勝戦は、12%の確率で暑さ指数26に達すると予測。一方、米テキサス州ダラスで同14日に行われる準決勝は、「ほぼ確実」に指数26になるとされている。会場の一部にはエアコンが導入されるものの、会場外のイベントやパブリックビューイングに参加する観客は厳しい暑さにさらされる可能性が高い。

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地球温暖化の影響と対策の必要性

研究チームは、地球温暖化が進んだ現在の気候条件下では、1994年の米国大会と比べて暑さリスクが顕著に増加していると指摘。選手の健康を守るためには、試合時間の調整や冷却休憩の導入、十分な水分補給の徹底など、具体的な対策を講じる必要があると強調している。また、観客の安全確保も重要な課題であり、主催者側には万全の準備が求められる。

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