デフサッカーU23世界選手権へ 愛知・半田の加藤豪さんが優勝目指し決意表明
聴覚に障害がある選手たちがプレーするデフサッカーの国際舞台で、愛知県半田市から若き才能が世界へ挑む。同市在住の会社員、加藤豪さん(22)が、5月にセルビアで開催されるU23(23歳以下)世界ろう者サッカー選手権大会への出場を決め、地元で大きな期待を集めている。
市長への報告と優勝への強い意志
加藤さんは2月、半田市役所を訪れ、久世孝宏市長らに出場決定を直接報告した。その場で「優勝を目指し、ゴールを挙げられればうれしい」と力強く決意を語り、地元行政からの応援を受けた。この報告は、地域社会が障害者スポーツを支える象徴的な瞬間となった。
サッカーへの情熱と日々の鍛錬
加藤さんのサッカーとの出会いは小学2年生の時。教室でスポーツの本を読み、その魅力に引き込まれて始めたという。中学校では部活動で技術を磨き、特別支援学校専攻科を卒業後も、サッカーへの情熱は衰えていない。現在は、以下のような活動を続けている。
- 夜間や週末に健常者チームでプレー
- デフサッカーチームでの練習に参加
- 通勤時間30分を自転車で移動し、足腰を鍛える
こうした努力が実り、日本代表チームではハーフのポジションに選抜された。加藤さんは「得意のドリブル突破でチームに貢献したい」と望みを語り、世界大会での活躍に意欲を燃やしている。
デフサッカーの意義と地域の期待
デフサッカーは、聴覚障害者向けにルールを調整したサッカーで、国際的にも認知度が高まっている。加藤さんの挑戦は、障害者スポーツの普及と地域の誇りを象徴する出来事だ。半田市をはじめとする中部地方から、多くの声援が寄せられている。
5月のセルビア大会では、日本チームの一員として、加藤さんのドリブル技術が国際舞台で光るかが注目される。地元愛知から世界へ羽ばたく若きアスリートの戦いに、期待が高まっている。



