鹿児島県阿久根市沖の海底から4月に引き揚げられた旧日本海軍の戦闘機「紫電改」の機体が、5月から隣接する同県出水市で一般公開されている。塩抜きのために水に漬けられているエンジンや両翼などを、引き揚げたNPO法人の会員らによる解説を受けながら見学できる。
公開の詳細
当面の間、毎週土曜日午後に実施されている。16日には、法人の小島良司さん(69)らが、見学者に紫電改の特徴やプロペラに残る弾痕について説明した。小島さんによると、塩抜きは1年程度を予定しており、その後は機体の常設展示を目指すという。
見学者の声
見学に訪れた同市出身の南喜秋さん(74)=横浜市=は「機体はきれいな状態で非常に貴重。展示館を設けてほしい」と話した。
紫電改の歴史
法人によると、紫電改は1945(昭和20)年4月21日、米軍B29爆撃機と戦うため出撃。被弾して不時着しようとし、海に沈んだ。搭乗していた神奈川県出身の林喜重大尉=当時(24)=が戦死した。



