名古屋グランパス、PK戦の末に京都に敗れる
2026年3月22日、J1リーグにおいて名古屋グランパスは京都と対戦し、PK戦の末に敗北を喫した。試合は名古屋が先制するも後半に追いつかれ、勝負の行方はPK戦に持ち込まれた。名古屋は3人目のキッカーである中山が外した一方、京都は5人全員が成功させ、勝利を手中に収めた。
甲田、プロ5年目で待望のJ1初ゴール
前半19分、名古屋の甲田が右サイドから放ったクロスはゴール前の混戦をすり抜け、左ポストに当たってネットに吸い込まれた。これがプロ5年目にしてJ1での自身初得点となった。甲田は仲間が笑顔でハイタッチに来るのを見て、ゴールが決まったと気付いたという。
「友達からも『早くゴールが見たい』と言われていた。やっと決められた」と、甲田は安堵と笑みが入り交じった表情を見せた。ワントップの山岸から「触れば入るくらいのクロスを蹴って」と言われており、その意識が奏功した形だ。
チームの攻撃リズムが失われる
しかし、先制点の後、センターFWの山岸が負傷で交代すると、名古屋は攻撃のリズムを失ってしまった。後半32分、京都のマルコトゥーリオがヘディングシュートで同点に追いつき、試合は均衡を保ったまま延長戦へ。PK戦では名古屋がミスを犯し、勝利を逃す結果となった。
甲田はこの試合でJ1での自身最長となる80分出場を果たした。守備面でも鋭いプレスやこぼれ球への反応の早さで、強度の高い京都の選手相手に互角以上に渡り合った。だが、チームが攻勢の時間帯に追加点を奪えず、追いつかれたため、喜びも半減だった。
甲田の成長とチームの新たなスタイル
三重県四日市市出身で、名古屋の下部組織で育った22歳の甲田は、出場機会を得られず、2年半にわたり複数のJ2クラブに期限付き移籍した。経験を重ねて今年復帰し、開幕戦から起用され続けていたが、目立ったプレーを見せられず、14日の神戸戦で初めてベンチ外となった経験がある。
「本当に悔しかった」と振り返る甲田は、持ち味のドリブルに固執していたことを反省し、クロスやシュートなど点に直結するプレーを練習からアピール。対人に強い稲垣から守備の助言も受けて生かす中、前節から2試合連続で先発を果たした。
「今日だけで終わらないように」と甲田は語り、新たな攻撃的スタイルに取り組むチームと同様、自身の成長を続ける決意を示した。この敗戦を糧に、名古屋グランパスは今後の試合での巻き返しを図ることになる。



