セットプレーの決定力で流れを制す!名古屋グランパスが広島に競り勝つ
2026年3月18日、J1リーグにおいて名古屋グランパスがサンフレッチェ広島を2対1で破り、2試合ぶりの勝利を手にした。試合はセットプレーからの複数得点が決め手となり、追いつかれた劣勢を跳ね返す形で白星を奪取した。
前半の先制点から後半の勝ち越しまで
前半5分、名古屋はコーナーキックのこぼれ球を森島が拾い、タイミングをずらした浮き球を送る。広島の選手がクリアし損ねたボールを、山岸祐也が右足ボレーで鮮やかに決めて先制した。この得点でチームは優位に立った。
しかし、広島は後半に布陣を変更し、一時は試合の流れをつかんで同点に追いつく。劣勢に回った名古屋だが、後半24分、敵陣左サイドで得たフリーキックから逆転のチャンスをものにした。
キッカーの森島は直接クロスを上げず、コーナーフラッグ付近に縦パスを出し、高嶺が走り込んで浮き球を中へ送った。その動きに相手が反応し、空いたスペースに木村誠二が滑り込み、左足で押し込んで勝ち越し点を挙げた。木村は「難易度が高かったが、決められて良かった」と喜びを語った。
セットプレーの重要性と監督の評価
ペトロビッチ監督は、パスをつないで崩すサッカーを志向するため、セットプレーをあまり練習しない方針だ。しかし、試合の流れに関係なく好機を生み出せる点から、貴重な得点源として認識されている。選手たちもその価値を理解しており、森島は「セットプレーで自分たちの雰囲気に持って行けることもある。より生かしたい」とコメントした。
監督は2得点のシーンを評価しつつも、90分間を通じて高い強度でプレーし続けたことをより称賛。球際が激しい広島に一歩も引かず、良い場所でセットプレーを獲得できた点を強調し、「チームはまた一歩進んだ」と誇らしげに語った。
試合の流れと今後の展望
名古屋は先制点を奪った後、広島の反撃で同点に追いつかれる苦しい場面もあったが、セットプレーからの得点で試合の主導権を取り戻した。この勝利により、チームは連敗を脱し、勢いを回復させた。
広島は後半の布陣変更で一時は流れをつかんだものの、セットプレーでの失点が響き、2試合ぶりの敗戦となった。今後の課題として、セットプレー対策の強化が求められるだろう。
名古屋グランパスは、理想のサッカーを追求しつつ、セットプレーの有効性を再確認した一戦となった。選手たちの高いモチベーションと戦術的な柔軟性が、今後のリーグ戦でさらに活かされることが期待される。



