FC町田ゼルビア黒田剛監督「兆しがある」と連勝継続に自信、相馬勇紀は過密日程に懸念
町田ゼルビア黒田監督が連勝継続に自信、相馬は過密日程に懸念

FC町田ゼルビア、公式戦2連勝で好調スタート 黒田監督は連勝継続に自信

FC町田ゼルビアが現在、公式戦2連勝と絶好の波に乗っている。異例の5連戦で幕を開けた今シーズンを順調に滑り出したチームに対し、黒田剛監督は「兆しがある」と連勝継続への手応えを隠さない。加藤健太記者が東京都町田市で取材した。

ACLE上海申花戦で2-0完勝、ラウンド16進出を果たす

町田は2月6日、Jリーグ百年構想リーグの初戦で横浜F・マリノスを3-2で振り切り、白星スタートを飾った。その喜びも束の間、10日には中国でアジア・チャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)の上海申花戦に臨み、2-0で完勝。初参戦となるACLEで見事にラウンド16への駒を進めたのである。

海外遠征を含む2連戦を終えた選手たちは12日、町田市三輪緑山のグラウンドで調整に励んだ。14日に迫る百年構想リーグの水戸ホーリーホック戦に向けて軽めのトレーニングを終え、一様に柔らかい表情を見せていた。

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黒田監督は全体練習後に一人で黙々とグラウンドを走り、その後、報道陣の取材に応じた。2連勝の感想を問われると、「昨季達成したリーグ戦8連勝や公式戦11連勝の兆しというか、雰囲気というか」と語り、淡々とした口調の中に、戦いぶりへの充実感をにじませた。

昨季の快進撃を彷彿とさせるチーム状況に好感触

チームは昨季、J1でクラブ新記録となる8連勝をマーク。天皇杯の3勝と合わせ、公式戦の連勝は11まで伸びた。その快進撃を引き合いに出すほど、指揮官は現在のチーム状況に明らかな好感触を得ているようだ。

しかし、2連勝は決して順風満帆だったわけではない。主力数人をけがで欠いた上、6日の開幕戦では3バックの一角としてスタメンに名を連ねていたドレシェビッチが、胃腸炎の疑いでウオーミングアップをした後に出場を断念。急きょ岡村大八が先発する事態となり、3バックの並びも一部変更を余儀なくされた。

昨季に引き続いて開幕戦でのアクシデントに見舞われることになったが、指揮官が大きく動揺することはなかった。黒田監督は「去年の開幕戦は大八と(菊池)流帆が(負傷交代で)いなくなり、究極に追い込まれた。そのことを考えれば、今回は大八を代わりに入れることができた。1人、2人に何かあっても、代わって入る選手たちが充実してきている。だから、去年みたいにバタバタしないで、きちっと地に足をつけて戦えている」と冷静に分析した。

ACLE16強入りで過密日程が続く、相馬勇紀は不安の声

ACLEの一次リーグが並行する過密日程を強いられるため、21日の東京ヴェルディ戦まで中2~3日の5連戦が待ち受ける。ヴェルディ戦を終えればようやくひと息付けるが、ACLEで16強入りを果たしたことで、3月も過密日程となることが確定。さらに勝ち進めば、4カ月間の百年構想リーグは最後まで連戦の中で走り抜くことになる。

十分に回復しないまま次戦に臨むとなれば、けがのリスクも高まるだけに、選手からは不安の声も上がる。相馬勇紀は「開幕から5連戦なんてシーズンは経験がない。ACLEを勝ち進んだら、一生試合しているみたいな(日程になる)。想像しただけで、結構きつい」と打ち明ける。

しかし、ACLEを並行して戦えるのは、出場権を勝ち取ったチームだからこそ経験できることでもある。2試合連続ゴールで2連勝に導いたエースは「今年は総力戦になる」と、常勝チームの宿命でもある過密日程に立ち向かう覚悟を語った。

FC町田ゼルビアは、黒田監督の確かな手応えと選手たちの懸念が交錯する中、過密日程を乗り切り、さらなる連勝を目指して戦い続ける。

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