サッカー日本代表は31日、国立競技場で行われたキリンチャレンジ杯でアイスランドと対戦し、1-0で勝利した。この試合は2026年北中米3か国共催ワールドカップの壮行試合として位置づけられ、日本(世界ランキング18位)はアイスランド(同75位)を相手に苦戦しながらも、後半87分に途中出場の小川航基(NECナイメヘン)が決勝ゴールを挙げた。
中村敬斗が躍動
この日先発したフィールドプレーヤーの中で唯一のW杯初選出となった中村敬斗は、左ウィングバックとして縦横無尽にピッチを駆け回った。序盤から果敢に前線へ駆け上がり、10分頃には久保建英との連係からゴール前に進入してシュートを放った。その後も積極的にシュートを狙い、前半終了間際には精度の高いクロスで好機を演出。後半にポジションをトップ下の「シャドー」に移しても勢いは衰えず、大幅にメンバーを入れ替えたチームを先導し続けた。
クラブでのもどかしさを乗り越えて
今季、中村はクラブでのステップアップがかなわず、フランス2部でプレーしていた。「上を目指す野心とは、少しずれている」ともどかしさを抱えながらも、日本代表の活動とW杯への憧れを心の支えに得点を量産。森保一監督が「コンディションを上げて、新しい選手を試す」と位置づけたこの一戦で、自らの実力をアピールした。
伊東純也との連係に可能性
左サイドを主戦場とする三笘薫(ブライトン)が不在の中、中村は左シャドーで先発した伊東純也との連係に可能性を示した。試合後、中村は「チャンスもあったけど決めきれなかったし、もうちょっと見えていたらよかった」と反省を口にしたが、6万人超の観衆の前で披露した生き生きとしたプレーは、本番でも期待が持てる内容だった。
森保監督と久保のコメント
森保監督は試合後、「相手は守備が堅く、攻撃も堅実にやれるチームで、非常に難しい試合だったが、選手たちがじれずに無失点で戦いながら、得点を取りにいくというところを忘れず粘り強く戦ってくれた」と評価。久保建英は「途中から入った選手がすごくいい仕事をしてくれた。チームとしても個人としても(W杯で)前回大会以上の出来でしっかり戦って、優勝して、皆さんの前にトロフィーを持ってきたい」と意気込みを語った。
日本代表は2日にメキシコへ出発し、事前合宿を行った後、ベースキャンプ地の米ナッシュビルへ移動。14日(日本時間15日)に1次リーグ初戦のオランダ戦に臨む。



