トライアスロンの世界シリーズ横浜大会は16日、横浜市山下公園周辺の特設コースで開催された。エリート女子(スイム1.5キロ、バイク37.73キロ、ラン10キロの計49.23キロ)には21歳の林愛望(日本福祉大・NTT東日本・NTT西日本)が出場し、1時間53分57秒で22位に入った。同じく平泉真心(トランスコスモス)が24位で、両者ともにアジア大会の代表入りが有力視されている。
女子新エースの林、世界の壁を痛感
女子の新エースとして期待される林は、大集団の中でも冷静なレース運びを見せ、日本勢トップの22位でフィニッシュ。地元開催の愛知・名古屋アジア大会の代表入りを確実にしたことには「ほっとした」と胸をなで下ろした。しかし、目標としていた20位以内には届かず、「悔しい」と海外選手との実力差をかみ締めた。
スイムでは好調を発揮し、8番手の好位置で終了。バイクでも30人以上の先頭集団から遅れることなく、最後のランに臨んだ。しかし、思うように順位を上げることはできず、「自分のペースで淡々と走ろうと思ったが、抜かすはずだった集団に追いつけず、10キロを走り切る脚がなかった」と消化不良のままゴールした。
ラン強化が急務、国内から世界へ
昨年、五輪に2大会出場した高橋侑子が引退し、林は女子エースのバトンを引き継いだ。日本選手権を2度制し、国内での地位を固めつつあるが、世界に目を向けると「まだ通用しない。ランの単独タイムを上げることが必要」と課題を認識。今後はラン強化にしっかりと取り組む方針だ。
林は「世界のトップと戦うには、ランでもっとスピードが必要。今回の経験を生かして、アジア大会ではさらに上の順位を目指したい」と意気込みを語った。今後の成長が期待される。



