アメリカ、カナダ、メキシコの3カ国で共催されるサッカーのワールドカップ(W杯)北中米大会が、現地時間6月11日に開幕する。日本代表を率いる森保一監督は5月15日、東京都港区での会見で26人のメンバーを発表し、39歳の長友佑都が5大会連続で選出されたことが大きな注目を集めた。一方で、三笘薫や守田英正といった実力派選手が落選する波乱もあった。
長友選出の理由に「チーム全体への影響力」
森保監督は会見で、長友を選んだ理由を問われ「過去4大会の成果も課題も全て知っている。チーム全体に影響を与えられる」と語った。この4年間、森保監督は選手間の競争を常に求め、「序列」を強調してきた。しかし、ピッチ上での貢献が決して高くはなかった39歳を最後にメンバー入りさせたところに、実力だけで計れないW杯仕様のチーム編成が見える。
「地獄に落ちてもはい上がる」不屈の魂
長友はこれまで何度も逆境を乗り越えてきた。2025年10月のブラジル戦では、試合後に観客の声援に応える姿が印象的だった。関係者によると、森保監督は長友の経験値やチーム内でのリーダーシップを高く評価し、若手選手への好影響も期待しているという。
「国の総合力が問われる」と森保監督は強調する。W杯のような大舞台では、単なる技術や戦術だけでなく、チームの結束力や経験値が勝敗を分ける。長友の招集は、まさにその象徴と言えるだろう。
今回のメンバー選考をめぐっては、三笘や守田の落選に驚きの声が上がっている。しかし森保監督は「一番見ている」という自信を持ち、前回大会の悔いを踏まえた信念の選考だったと説明している。



