東京マラソンで太田蒼生がリベンジ戦略を明かす 2025年の経験を糧にMGC出場権獲得へ
2026年2月28日、東京マラソン(東京新聞など共催)が東京都庁前から東京駅前までの高速コースで開催される。この大会は、日本勢にとって愛知・名古屋アジア大会の代表選考レースを兼ね、ロサンゼルス五輪代表選考会「グランドチャンピオンシップ(MGC)」への出場権も懸かる重要な一戦となる。
前回の失敗を活かした新たなアプローチ
果敢に攻めて世界に挑んだ初マラソンから1年。太田蒼生(あおい=GMOインターネットグループ)が2度目の東京マラソンでどのような走りを見せるのかが注目されている。2月27日、報道陣からレース展開について問われた太田は、落ち着き払った口調でこう語った。
「今回は先頭に行かないと思います」
この発言は、2025年の大会での経験を反映したものだ。前回はスタートから日本記録を超えるペースで刻み、一時は先頭集団をけん引したが、25キロ付近で失速し、35キロ過ぎに途中棄権という結果に終わった。太田はこの経験について、「目的を持ってやった結果。そこまでの過程はすごく身になった」と前向きに捉えている。
MGC出場権獲得を明確な目標に
世界トップレベルを体感することが目的だった前回と異なり、今回の太田の目標は、MGC参加標準記録の2時間6分30秒を切っての出場権獲得だ。彼は「五輪で金メダルを取ることが僕の目標。それに向けてやるべきことをしっかりやっていく」と淡々と語り、長期的なビジョンを明確に示した。
レースの鍵となるのは、前回体験できなかった35キロ以降の展開だ。太田は「後半どれだけ頑張れるか。やるべきことを明確にしてやる」と強調し、東京マラソンでひと味違う走りを披露する意欲を見せている。
東京マラソンは起伏の少ない高速コースで行われるため、ペース配分が勝敗を分ける重要な要素となる。太田の新たな戦略が、MGC出場権獲得につながるかどうか、陸上ファンの関心が集まっている。



