埼玉県警は、痴漢や盗撮の被害が増加する夏場を前に、1日から痴漢犯罪防止キャンペーンを開始した。JR大宮駅では鉄道職員や高校生ら約200人が参加し、ティッシュなどの啓発品を配布しながら痴漢撲滅を呼びかけた。
昨年の相談件数は458件、6月が最多
県警によると、昨年の県内の鉄道施設における痴漢や盗撮に関する相談は458件に上る。夏場にかけて増加傾向にあり、昨年は6月が58件で最多だった。県警は鉄道事業者と連携し、大宮駅、南浦和駅、川越駅などで15日まで集中的に、痴漢をはじめとする性犯罪を許さないよう呼びかけている。
高校生3人をPR大使に委嘱
この日の出発式では、啓発用ポスターコンクールで入賞した浦和学院高校の生徒3人に「チカン撲滅PR大使」が委嘱された。3人は「痴漢犯罪のない安心して通勤・通学できる社会をつくる」とする宣言文を読み上げた。最優秀賞を受賞した大熊美花さん(17)は「痴漢を絶対に許さないという気持ちでポスターを作成した。ポスターを見て痴漢が少しでも減ってほしい」と語った。
県警の呼びかけ
県警鉄道警察隊の西川英俊隊長は「痴漢は被害者を傷つける卑劣な犯罪であることを改めて周知したい。もし被害に遭ったら泣き寝入りせずに届け出てほしい」と述べ、被害の早期発見と防止の重要性を強調した。



