陸上女子800m日本記録保持者・久保凛さん、古里・串本町で町長表敬「メダル取れる選手に」
久保凛さん、古里・串本町で町長表敬「メダル取れる選手に」

陸上女子800m日本記録保持者・久保凛さん、古里・串本町で町長表敬訪問

陸上女子800メートルの日本記録保持者で、和歌山県串本町出身の久保凛さん(18)が3月6日、町役場を訪れ、田嶋勝正町長を表敬訪問しました。久保さんにとって3年ぶりの帰省となり、古里の温かさに触れながら、今後の競技生活への意気込みを語りました。

3年ぶりの帰省で感じた古里の温かさ

久保さんは表敬訪問の際、「友達は全然変わっていなかった。田舎は温かくていいと思った」と笑顔で語りました。久しぶりの古里での時間を楽しみながらも、「地元の応援が力になる。皆さんの期待に応えたい」と、地元への感謝の気持ちを強調しました。

帰省中は実家に滞在し、3月5日には小中学校時代の友人らと共に、串本町潮岬にある「望楼の芝」で小型ロケット「カイロス」3号機の打ち上げを見学しました。望楼の芝は、中学時代に地元の陸上クラブを率いる祖母と毎朝練習した思い出の場所です。久保さんは「時々けんかもしながら付き合ってくれて、自分のレベルが上がった」と懐かしそうに振り返りました。

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高校時代の活躍と世界選手権での経験

久保さんは町立潮岬中学校を経て、東大阪大敬愛高校(大阪府)に進学。高校3年で迎えた2025年7月の日本選手権では、女子800メートルで自身の日本記録を更新する1分59秒52を記録し、2連覇を達成しました。しかし、同年9月の世界選手権東京大会では予選敗退となり、「実力不足を痛感した」と振り返っています。

来月からは実業団の積水化学に籍を置きながら、クラブチームで競技に打ち込む予定です。新たな環境での挑戦を前に、久保さんは「世界の舞台で自信を持って走れるようにしないといけない。多くの大会を経験して毎年、自己ベストを更新するのが目標」と語り、さらなる高みを目指す姿勢を示しました。

田嶋町長からの激励と久保さんの決意

表敬訪問では、田嶋町長からカイロスの関連グッズが贈られ、記念撮影が行われました。町長から今後の目標を問われた久保さんは、「メダルを取れる選手になりたい」と力強く宣言。地元の期待に応えようとする強い意志が感じられる場面となりました。

久保さんはこれまで、国内レースで独走を続ける一方、後半の失速対策として1500メートルにも取り組むなど、試行錯誤を重ねてきました。日本選手権での日本新記録樹立時にも「少し悔しいタイム」と満足していなかったというエピソードからは、常に高い目標を掲げる姿勢が窺えます。

世界選手権での敗退後には悔し涙を流しながら「もっと強くなって戻ってくる」と語り、その強い決意が関係者に伝わったといいます。古里で英気を養った久保さんが、新天地でどのような走りを見せるのか、日本の中距離陸上界における今後の活躍に注目が集まっています。

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