ウクライナ空手家の五輪メダルが帰還 日本人落札者の善意で「忘れない」感動の再会
ウクライナ空手家の五輪メダル帰還 日本人落札者が善意で返還

ウクライナ空手家の五輪メダルが感動的な再会を果たす

2026年4月5日、東京オリンピック(五輪)の空手男子組手75キロ級で銅メダルを獲得したウクライナのスタニスラフ・ホルナさん(37)に、特別な出来事が起こりました。ロシアの侵攻を受ける母国支援のためにオークションに出されたそのメダルが、落札者の日本人から本人に返還されたのです。

「この援助を一生忘れることはない」

東京都港区の「皆思道場」で行われた返還式に現れたホルナさんは、正座で深々と一礼。メダルを首にかけられると、両手を合わせて感謝の意を示し、「この援助を一生忘れることはない」と心のこもった言葉を述べました。その表情には、メダルが再び手元に戻ったことへの驚きと喜びが溢れていました。

善意の連鎖が生んだ奇跡

リビウ在住のホルナさんは、ウクライナ軍を支援するために2022年に銅メダルをオークションに出品しました。その報道を目にしたのは、子どもを皆思道場に通わせる都内の男性です。彼は「子どもを通じて空手に関わっている立場として、見過ごせば後悔すると思った」と語り、2万500ドル(約260万円)で落札。本人に返還することを決意したのです。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

ホルナさんは13歳で空手を始め、五輪種目に採用される以前からオリンピック王者になることを夢見ていました。二度と手元に戻ることはないと思っていたメダルを再び手にし、「このメダルは人と人との助け合いを証明するもの」と感慨深げに語りました。

新たな人生と来日の実現

ホルナさんは2024年に現役を引退。現在はリビウ州議員を務めながら、子どもたちに空手を教える日々を送っています。今回の来日は、全日本空手道連盟が在ウクライナ日本大使館にビザを申請したことで実現しました。

返還式後には、ホルナさんが道場の子どもたちに空手を指導し、温かい交流の時間が持たれました。この出来事は、スポーツを通じた国際的な絆と人間の善意の力を改めて示す感動的なエピソードとして、多くの人々の心に刻まれることでしょう。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ