F1日本GPの交通混雑対策 鈴鹿サーキットへの公共交通3ルートを協議会が提案
F1日本GPの交通混雑対策 鈴鹿への公共交通3ルート提案

F1日本グランプリ開幕で交通混雑が懸念 協議会が公共交通3ルートを提案

F1日本グランプリ(GP)が27日、三重県鈴鹿市の鈴鹿サーキットで開幕します。昨年4月の開催では、2009年に鈴鹿でF1日本GPが再開されて以降最多となる26万6千人の来場者を記録。今年はさらに増加し、30万人の大台を超える可能性も指摘されており、来場者の輸送手段が大きな課題となっています。

官民連携の協議会が公共交通利用を推奨

この課題に対応するため、官民で構成される「鈴鹿F1日本GP地域活性化協議会」は、主に公共交通機関を利用した三つのアクセスルートを提案しています。担当者は「各ルートの特徴を十分に把握し、来場者が分散して利用することが混雑緩和につながります」と呼びかけています。

提案される3つの公共交通ルートの詳細

1. 白子ルート(近鉄白子駅からシャトルバス)

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  • 近鉄白子駅からサーキットまで直行するシャトルバスを利用
  • F1開催期間中、近鉄名古屋―白子駅間では臨時列車を運行
  • バスは予約不要で、交通系ICカードも使用可能
  • 鉄道で訪れる観客の多くが利用する主要ルート

ただし、昨年の実績では、往路で白子駅発のシャトルバスを1日あたり最大約1万5千人が利用。復路ではレース終了後に万単位の観客が一斉に移動するため、サーキット発の臨時バス乗り場が大混雑し、待ち時間が2時間を超えることも珍しくありません

2. 稲生ルート(JR鈴鹿サーキット稲生駅から徒歩)

  • JR線直通の鈴鹿サーキット稲生駅から会場まで約2キロを歩くルート
  • 開催期間中はJR東海が名古屋から同駅まで直通ノンストップの臨時特急「鈴鹿グランプリ号」を運行
  • 定期運行列車の一部も臨時停車する

臨時特急は全席指定制で、切符はすでにほぼ売り切れている状況です。昨年、同駅の利用者数はインバウンド(訪日客)の増加も相まって3日間で約8万人と過去最多を更新。普段は1日の乗降数が200人程度の駅でホームの長さも短いため、復路は特に大混雑となります。レース後は一気に人流が集中するため、帰りは別ルートの利用が望ましいとされています。

3. 平田町ルート(近鉄平田町駅から徒歩)

  • 近鉄平田町駅から約3キロを歩くルート
  • 東京や名古屋方面からの場合は、近鉄名古屋駅から伊勢若松駅で乗り換えて平田町駅へ向かう
  • 徒歩の道中にはコンビニエンスストアや飲食店もあり

復路では白子駅でF1観戦帰りの乗客を多数乗せた車両に乗ることになりますが、比較的混雑を避けやすいルートとして注目されています。

開催期間中の交通規制について

F1日本GPに合わせて、鈴鹿市内では27日から29日の期間中、鈴鹿サーキットに向かう一部道路で一般車両の交通が規制されます。規制対象は以下の5カ所です。

  1. 白子駅前商店街の通り(白子駅西口交差点―白子駅入口交差点間)
  2. シャトルバス専用ルートとなる中勢バイパスの一部区間(野町西交差点―稲生町西交差点間)
  3. 鈴鹿サーキット稲生駅周辺の高架下を含む南北の市道
  4. 中勢バイパスの津方面に向かう車線(末広交差点―野町西交差点間)
  5. 北玉垣ランプ

規制日時は場所によって異なり、最も長い区間では28日と29日の午前6時から午後9時まで規制が実施されます。来場者は事前に規制情報を確認し、計画的な移動が求められます。

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鈴鹿サーキットへの公共交通機関の選択肢は限られているため、協議会は各ルートの利点と課題を理解した上で、来場者が分散して利用することを強く推奨しています。大規模イベントならではの交通混雑を最小限に抑えるため、事前の情報収集と適切なルート選択が重要となるでしょう。