F1 2026年シーズン開幕、新エンジンで明暗分かれる ホンダ復帰と持続可能燃料導入で新時代へ
F1 2026年シーズン開幕、新エンジンで明暗分かれる

F1 2026年シーズン開幕、新エンジンで明暗分かれる

自動車レースの最高峰であるF1世界選手権の2026年シーズンが開幕しました。今シーズンは、5年ぶりにホンダが復帰し、新型エンジンを含むパワーユニット(PU)を供給しています。開幕戦の豪州グランプリ(GP)では、新たに導入された二酸化炭素排出規制を強化した新レギュレーションへの適応がカギを握り、各チームのパフォーマンスに明暗が生じています。

ホンダ復帰と新レギュレーションの挑戦

ホンダは、2026年シーズンに向けてパワーユニットを開発し、1月に東京都内で公開しました。ホンダ・レーシングの渡辺康治社長は、「26年のレギュレーションは技術的に難易度が高い。難しいからこそ、我々は挑戦していきたい」と語り、新時代への意欲を示しました。新レギュレーションでは、PUの出力に占める電動モーターの割合が約5割に引き上げられ、内燃エンジンと同等の比率となりました。さらに、従来の化石燃料が禁止され、100%サステナブル(持続可能)燃料の使用が義務付けられています。

アストンマーティンの苦戦と今後の展望

開幕戦の豪州GPでは、ホンダと提携する英アストンマーティンが2台とも完走できず、苦しい出発となりました。開幕前のテストで異常な振動の問題が確認されており、新PUへの適応に課題を抱えています。渡辺社長は、「もしかしたら苦労するかもしれない。ただ、長期的にはタイトルを狙うことはやっていきたい」と述べ、序盤戦の試行錯誤を認めつつも、将来的な優勝争いへの意欲を強調しました。コンストラクターズ(製造者)部門で3連覇を狙うマクラーレンらライバルとの競争が注目されます。

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日本人ドライバー不在と勢力図の変化

ドライバーズ部門では、昨季までレッドブルで参戦していた角田裕毅(25)がテスト兼リザーブドライバーに降格し、日本人の正規ドライバーが不在となりました。一方、メルセデス勢やフェラーリ勢が好調な中、昨季初の総合優勝を飾ったマクラーレンのランド・ノリス(英)は開幕戦5位、王座奪回を狙うレッドブルのマックス・フェルスタッペン(オランダ)は同6位と、勢力図が様変わりする可能性があります。国内勢では、トヨタ自動車が米チームのハースと車両開発などで業務提携しており、その戦いぶりにも注目が集まります。

日本GPと今後のスケジュール

今月27日から29日にかけて、三重県の鈴鹿サーキットで第3戦日本GPが開催されます。昨年は3日間で26万人以上が訪れ、今年も大きな盛り上がりが期待されています。新レギュレーション下での初の日本GPとなり、ホンダやトヨタの活躍に国内ファンの関心が高まっています。

WRC勝田貴元の意気込み

世界ラリー選手権(WRC)では、勝田貴元(32)(トヨタ)がフル参戦6年目を迎えています。2月の第2戦スウェーデンで自己最高タイの総合2位に入るなど結果を残していますが、優勝には至っていません。勝田は、「自分としても勝負の年になる。スピードには自信を持っている」と語り、今シーズンは初優勝と総合トップ3入りを目標に掲げています。5月には愛知・岐阜で開催される第7戦「ラリージャパン」も控えており、日本におけるラリー人気の高まりに貢献したいと意気込んでいます。

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