日本eスポーツ白書発表、市場規模161億円に拡大も成長率は鈍化
eスポーツ市場161億円、競技人口419万人に

日本eスポーツ市場が161億円に拡大、成長率は初めて10%を下回る

日本eスポーツ協会は3月26日、「日本eスポーツ白書 2025」を発表しました。それによると、2024年の国内eスポーツ市場規模は前年比9.9%増の161億円に達しました。比較可能な2020年以降、市場は右肩上がりで成長を続けていますが、今回初めて増加率が10%を下回りました。これは市場の成熟化を示す兆候とも見られています。

スポンサー依存から多角化へ、収益構造が変化

市場の構成比率を詳しく見ると、イベント運営が37.3%、大会やチームに対するスポンサー費用が36.3%となっています。2020年にはスポンサー費用が市場の約7割を占めていましたが、その割合は低下傾向にあります。一方で、イベント運営ではオンラインとオフラインを組み合わせたハイブリッド開催が定着し、ビジネスが拡大しています。これにより、収益構造の多角化が進んでいます。

同協会は、高い成長率を見せている関連グッズや動画配信分野について、「今後産業内における存在感を一層増していく」と分析しています。これらの分野は市場の新たな成長エンジンとして期待されています。

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競技人口は419万人、ファン数は967万人に

白書では、2024年にeスポーツの試合を観戦したり、配信を視聴したファン数は967万人だったとしています。そのうち、約4割に当たる419万人がeスポーツの競技人口にあたると推定されました。これは、単なる視聴者だけでなく、実際にプレイする層も着実に増加していることを示しています。

また、2026年のファン数は1500万人に迫ると予測されており、市場のさらなる拡大が見込まれています。同協会は、2026年の市場規模が200億円を超えると予測しており、今後も堅調な成長が続くと見ています。

全体として、日本eスポーツ市場は規模を拡大しつつも、成長率の鈍化や収益源の多様化を通じて、成熟段階へと移行しつつあることが明らかになりました。今後の動向が注目されます。

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