キリンビール横浜工場は、横浜市鶴見区生麦に移転してから今年で100周年を迎えた。これを記念し、工場内の見学施設が一部リニューアルされ、新たに歴史コーナーが設けられた。工場で開かれた記念式典では、堀口英樹社長が「キリンビールの歴史は横浜のまちとともに歩んできた。社会や地域とのつながりの歩みこそが、私たちの最大の財産である」と述べ、地域との絆を強調した。
移転の経緯と歴史
キリンビールは1907年、横浜山手(現在の中区諏訪町、市立北方小学校付近)で創業した。しかし、1923年の関東大震災で壊滅的な被害を受け、東京への移転も検討された。当時、地元財界から「横浜で再開してほしい」との強い要望があり、生麦への移転が決定。1926年に操業を開始したという歴史がある。
リニューアルされた見学施設
今回のリニューアルでは、新設された歴史コーナーが特に注目を集めている。このコーナーでは、ペリー来航から横浜開港によってビール文化が広がり、その後醸造所が開設され、1888年にキリンビールの前身である「ジャパン・ブルワリー・カンパニー」で「キリンビール」が製造されるまでの史実を紹介。さらに、現在に至るまでの同社の取り組みや培ってきた技術、人気商品「一番搾り」の誕生などの歩みが一覧できるようになっている。
記念企画も実施
100周年を記念し、特別醸造のビールが8月の工場見学ツアー参加者に提供される。また、6月13日には抽選で横浜市在住の4000人を工場に招いて「感謝祭」を開催する予定だ。感謝祭の申し込みは5月1日から15日まで、キリンビール横浜工場のウェブサイトで受け付ける。
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