群馬グリーンウイングス、CS初進出で強豪SAGA久光に挑む
SVリーグ女子のシーズン王者を決めるチャンピオンシップ(CS)が開幕し、初進出を果たした群馬グリーンウイングスは、11日から佐賀県鳥栖市でSAGA久光スプリングスと準々決勝を戦う。レギュラーシーズンで7位となったウイングスは、今季、2位のSAGA久光相手に4戦全敗と分が悪い状況だが、攻撃力を最大の武器として勝機を探っていく。
ウイングス、非公開練習で最終調整
ウイングスは10日、翌日の準々決勝初戦に向け、会場のサロンパスアリーナで非公開練習を行った。公式X(旧ツイッター)には、リラックスした様子で会場入りし、練習に励む選手たちの動画が投稿された。会場周辺には同日夕方、SAGA久光の選手を紹介するのぼり旗が設置され、戦いの緊張感が高まっている。
SAGA久光、名門の実力と安定した戦術
SAGA久光は、前身のVリーグ時代に8度の優勝を誇る名門チームだ。日本代表経験者を複数擁し、今季から指揮を執る元女子日本代表監督の中田久美ヘッドコーチ(HC)の下、高い攻撃力と安定した守備で白星を重ねてきた。
特に攻撃陣の選手層は厚く、パリ五輪代表の荒木彩花選手(24)はアタック決定率52.8でリーグトップをマークし、米国出身のステファニー・サムディ選手(27)は総得点ランキングで3位につける。リーグトップのサーブレシーブ成功率を誇るリベロの西村弥菜美選手(26)らを中心に、安定した守備から速攻につなげる展開は強みの一つだ。ウイングスの坂本将康HCは、「経験豊富で、流れが悪くても打開策を知っているチーム」と警戒を強めている。
ウイングスの攻撃力と主将の意気込み
一方、ウイングスも攻撃力では負けていない。オリビア・ロジャンスキ選手(28)はレギュラーシーズンで1028得点を挙げて得点王に輝き、ナシア・ディミトロバ選手(33)はアタック決定率48.3で3位、ブロック決定本数も4位と活躍を見せている。
昨年11月と3月のSAGA久光との試合は全敗しているが、2日目は粘り強くボールを拾って好機を作り、いずれもフルセットの接戦に持ち込んだ経験がある。高相みな実主将(29)はレギュラーシーズン最終戦後の5日、「SAGA久光を格上だと思っていない。自分たちのオフェンスを貫ければ勝機はある」と強調し、「雰囲気にのみ込まれず、勝ち抜きたい」と力を込めた。
坂本HCも、「チャレンジャーとして強い気持ちで向かっていく」と語り、チームの意気込みを示している。会場となるサロンパスアリーナでは、SAGA久光の選手を紹介するのぼり旗が立てられ、両チームの熱戦が期待される。



