アジア大会フェンシング女子フルーレ団体、岐阜出身・辻選手の活躍で金メダル
アジア大会フェンシング女子フルーレ団体、岐阜出身・辻選手が金

アジア・アジアパラ大会2026のフェンシング女子フルーレ団体決勝が26日、愛知県常滑市の県国際展示場で行われ、日本は韓国との接戦を制して優勝した。岐阜市出身の辻すみれ選手(26)(大垣共立銀行)が守備力を発揮し、チームの金メダル獲得に大きく貢献した。

守備力でチームを牽引

辻選手は準々決勝で相手に簡単に得点を許さず、取れるところを見極めてポイントを重ね、チームの勝利に貢献。準決勝ではリザーブ(控え)に回ったが、決勝では1試合目を任されると、粘り強く戦い5―3とリードを奪い、チームに勢いをもたらした。

試合中は「(点を)取りに行くべきかキープするべきか迷った」と語る場面もあった。韓国に逆転されて迎えた8試合目には、判断に迷いながらも韓国選手の足の動きや勢いに負けないよう食らいつき、リードを大きく広げられないようにして仲間につないだ。

地元開催で見せた意地と次の目標

会場には家族や知人が駆けつけ、「試合を見てもらう機会はあまり多くないのでいいところを見せたい」との思いで大会に臨んだ辻選手。金メダルを手にし、「一番は安心。すごくうれしい」と笑顔を見せた。

地元開催の大会で頂点に立ち、自慢の守備力が世界でも通じることが証明された。一方で「トップを目指すには攻撃が弱い」と自己分析し、今後は攻撃力の強化に力を注ぐという。「ロサンゼルス五輪の個人戦に出場し、メダルを取りたい」と、次の目標に向けて早くも闘志を燃やしている。