大学入試改革で英語民間試験活用、2026年度から導入へ
大学入試改革で英語民間試験活用、2026年度導入 (11.02.2026)

大学入試改革で英語民間試験の活用が2026年度から導入へ

文部科学省は、大学入試改革の一環として、英語民間試験の活用を2026年度から導入する方針を発表しました。この改革は、受験生の英語力をより多角的に評価し、国際化社会に対応した人材育成を強化することを目的としています。

導入の背景と目的

近年、グローバル化が進む中で、英語力の重要性が高まっています。従来の大学入試では、筆記試験中心の評価が主流でしたが、これでは実践的なコミュニケーション能力を十分に測ることが難しいと指摘されていました。そこで、文部科学省は、英語民間試験の活用を導入することで、読む・書く・聞く・話すの4技能をバランスよく評価する体制を整えることにしました。

この改革は、2026年度の入試から実施される予定で、受験生は、TOEFLやIELTSなどの国際的に認められた英語民間試験のスコアを提出することが可能になります。これにより、大学側は、より客観的で多様なデータに基づいて、受験生の英語力を判断できるようになります。

具体的な導入計画

導入計画では、まず2026年度の入試から、一部の大学で試験的に開始され、その後、段階的に全国の大学へ拡大していく方針です。文部科学省は、以下の点を重視しています:

  • 受験生の負担軽減:複数の試験から選択可能とし、費用面での配慮を行う。
  • 公平性の確保:地域格差や経済格差による影響を最小限に抑える対策を講じる。
  • 大学側の柔軟な対応:各大学が独自の基準を設定できるようにし、多様な入試形態を促進する。

また、この改革は、国際バカロレアなどの国際的な教育プログラムとの連携も視野に入れており、海外からの留学生受け入れにも役立つと期待されています。

今後の課題と展望

一方で、この改革にはいくつかの課題も指摘されています。例えば、英語民間試験の受験機会が都市部に偏りがちな点や、試験費用が高額になる可能性がある点です。文部科学省は、これらの課題に対処するため、地方での試験会場の拡充や、低所得者向けの支援策を検討しています。

教育関係者からは、この改革が日本の英語教育全体を活性化させ、長期的には国際競争力の向上につながるとの期待の声が上がっています。今後も、入試改革の進捗状況を注視しながら、より良い教育環境の構築を目指していくことが求められています。