明石海峡東方でケミカルタンカーと漁船が衝突 神戸海上保安部が状況調査中
ケミカルタンカーと漁船が衝突 明石海峡東方で事故発生

明石海峡東方の瀬戸内海でケミカルタンカーと漁船が衝突事故

2026年2月11日午後0時15分ごろ、明石海峡東方の瀬戸内海を航行中だったケミカルタンカー「丸岡丸」と漁船「住吉丸」が衝突する事故が発生しました。ケミカルタンカーの船長から神戸海上保安部に「漁船と衝突した」との緊急通報があり、同保安部が直ちに調査を開始しています。

事故発生の詳細と緊急対応

事故現場は明石海峡東方の瀬戸内海で、船舶交通が活発な海域として知られています。ケミカルタンカー「丸岡丸」は化学薬品を輸送する専用船であり、漁船「住吉丸」は地元の漁業に従事する小型船舶でした。衝突時刻は昼過ぎの時間帯で、視界や天候条件に関する詳細はまだ明らかになっていません。

神戸海上保安部は通報を受けると、直ちに巡視船艇を現場に派遣し、状況確認と必要な救助活動に当たっています。現在のところ、両船舶の乗組員にけが人が出たかどうかは不明で、同保安部が詳細を調査中です。また、ケミカルタンカーからの化学物質の流出や環境への影響についても、注意深く監視が行われています。

海域の特性と安全対策の重要性

明石海峡は本州と淡路島を隔てる狭い水路で、潮流が速く、船舶の航行には注意が必要な難所として有名です。特に瀬戸内海は国内外の貨物船や漁船が頻繁に行き交う国際的な海上交通の要衝であり、事故防止のための厳格なルールと監視体制が求められています。

今回の事故は、こうした海域における安全航行の重要性を改めて浮き彫りにしました。神戸海上保安部は、衝突原因の究明と再発防止策の検討を急いでいます。過去には同海域で類似の事故が発生しており、海難防止の啓発活動や航行支援システムの強化が課題となっています。

今後の調査と関係機関の対応

神戸海上保安部は、事故の全容解明に向けて、乗組員からの聞き取りや船舶の損傷状況の確認を進めています。また、気象庁や海上交通センターとの連携により、事故当時の気象・海象データの分析も行われる予定です。ケミカルタンカーの積載物に危険物が含まれている可能性があるため、環境省や地元自治体とも協力して、周辺海域のモニタリングを継続します。

漁船「住吉丸」の所属や乗組員の安否については、家族や関係者への連絡が行われている模様です。海上保安庁は、事故情報を随時公開し、地域住民や航行船舶への注意喚起を徹底するとしています。今後の調査結果によっては、航行規制や安全基準の見直しが検討される可能性もあります。