殺虫剤誤飲で高齢男性死亡、石巻市が町内会通じ配布
宮城県石巻市で昨年6月、1人暮らしの高齢男性が誤って液体の殺虫剤を飲み、死亡していたことが29日、市関係者への取材で分かった。ペットボトルに小分けされた殺虫剤が自宅に残されていた。市が町内会を通じ配布していた。
河北署は、小分けした行為が医薬品医療機器法に違反する可能性があるとみて、詳しい経緯を調べている。関係者によると、殺虫剤入りのペットボトルは町内会の衛生担当の住民が配布していた。県警は男性の血液からこの殺虫剤の成分を検出しており、殺虫剤を誤飲したことが死因とみている。
また、昨年7月には市内の別の地区で、幼児が小分けされた殺虫剤を誤飲し、救急搬送される事故があったことも判明。石巻市は市内の全町内会に対し、殺虫剤の飲料容器への小分けや各世帯への配布を禁じる知らせを出した。
この事故を受け、市は再発防止策として、殺虫剤の適切な保管方法や配布方法について、町内会への周知徹底を図っている。また、高齢者や子育て世帯を中心に、誤飲防止の啓発活動を強化する方針だ。警察は、殺虫剤がどのような経緯で小分けされ、配布されたのか、さらに詳しい調査を進めている。



