米ラスベガスで24日(日本時間25日)、ドーピングを容認した国際大会「エンハンスト・ゲームズ」が初めて開催される。大会の最高経営責任者(CEO)であるマーティン・マキシミリアン氏は23日の記者会見で、「科学の力を借りて人間の身体能力の可能性を再定義する。かなり多くの世界記録が破られるだろう」と述べ、注目を集めている。
大会の概要とルール
出場選手は、米食品医薬品局(FDA)が承認した物質を、医科学の専門家の管理下で摂取。8~9週間にわたる「能力強化」プログラムを受けたという。世界反ドーピング機関(WADA)が禁止する薬物の使用は各選手の判断に委ねられており、大会幹部は「禁止薬物を使用していない選手もいる。彼らの意思を尊重している」と説明した。
参加選手と競技種目
大会には陸上、競泳、重量挙げの3競技で、元世界王者を含む約40人の選手が参加予定。各種目の優勝者には25万ドル(約4000万円)の賞金が支給される。AP通信によると、2022年世界陸上選手権男子100メートル覇者のフレッド・カーリー(米国)は、禁止物質の服用を否定している。
マキシミリアンCEOは「これはスポーツの新たな可能性を切り開く大会だ。人間の限界に挑戦する選手たちの勇気を称えたい」と語り、今後の大会継続にも意欲を示した。



