ふるさと納税控除に上限設定へ 2027年から193万円、高所得者の節税抑制
ふるさと納税控除に上限 2027年から193万円に

ふるさと納税の特例控除に上限設定 2027年から193万円へ

政府は2月20日、地方税法改正案を閣議決定しました。この改正案では、ふるさと納税制度において寄付時に受けられる控除額に新たな制限を導入することが盛り込まれています。具体的には、特例として上乗せされる住民税控除額に対して、2027年から上限を設け、その上限額を193万円とすることが明記されました。

この新たな上限により、単身者の場合、年収が約1億円に達すると特例控除が頭打ちとなる見込みです。政府は、高所得者が高額な返礼品を受け取りながら節税を行っている現状に対する批判を重く受け止め、制度の公平性を確保するための措置として上限導入を決定しました。

自治体の募集経費にも新ルール 上限を段階的に引き下げ

同時に、自治体の募集経費抑制を目的とした新たなルールも2026年度から導入されます。現行制度では、返礼品の調達費用や事務費用について、寄付額の50%を上限としていますが、この上限を段階的に引き下げ、2029年度には40%未満とする方針が示されました。

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政府は、寄付金の半分が自治体の収入として十分に活用されていない点を問題視しており、より効率的な資金運用を促す狙いがあります。この措置により、自治体側の経費管理が強化され、ふるさと納税制度全体の透明性向上が期待されています。

今回の改正案は、高所得者による過度な節税を抑制するとともに、自治体の財政健全化を図ることを目的としています。政府関係者は、制度の持続可能性を確保し、より多くの国民が公平に恩恵を受けられる環境を整える必要性を強調しました。

今後の国会審議を経て、改正案が可決されれば、ふるさと納税制度は大きな転換点を迎えることになります。納税者や自治体双方にとって、制度の利用方法や運営方針の見直しが求められる場面が増える見通しです。

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