青森県の県内総生産、名目・実質ともにプラス成長 2023年度推計で明らかに
青森県内総生産、名目・実質でプラス成長 2023年度推計

青森県の経済指標が好転 2023年度県内総生産は名目・実質ともにプラス成長

青森県は3月24日、2023年度の県民経済計算の推計結果を正式に公表しました。この報告によると、国の国内総生産(GDP)に相当する県内総生産は、名目ベースで4兆6244億円となり、前年度と比較して4.0%の増加を示しました。また、物価変動の影響を除いた実質ベースでも4兆3383億円と、前年度比1.9%の増加を記録しています。名目でのプラス成長は2年ぶり、実質でのプラス成長は4年ぶりの快挙となり、県経済の回復傾向が明確に浮かび上がりました。

産業別の詳細な内訳と特徴的な動向

名目県内総生産を産業別に詳細に分析すると、1次産業は2113億円と前年度比10.0%の大幅な増加を達成しました。この成長の主な要因として、コメやリンゴなどの主要農産物の価格上昇が農業分野を押し上げたことが挙げられます。一方、2次産業は8878億円と前年度比3.6%の減少となり、鉱業や製造業の不振が影響を与えました。3次産業は3兆5796億円と前年度比4.5%の増加を示し、特に新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが5類に移行したことを受けて、宿泊・飲食サービス業が好調に推移したことが大きな貢献となりました。

県民所得の動向と一人当たりの水準

賃金などの雇用者報酬、利子などの財産所得、企業所得を合計した県民所得は、3兆4097億円に達しました。これを県の総人口で割り算して算出される「1人当たり県民所得」は、287万9000円となり、前年度と比較して6.9%の増加を記録しています。しかし、全国平均を100とした場合の相対的な水準は81.8にとどまっており、依然として国の平均を下回る状況が続いています。この数値は、青森県がさらなる経済発展と所得向上に向けた課題を抱えていることを示唆しています。

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今回の推計結果は、青森県経済が全体的に回復基調にあることを明確に示すものですが、産業間の成長格差や全国との比較における課題も浮き彫りにしました。今後の持続的な成長に向けて、2次産業の活性化や一人当たり所得の向上が重要な政策課題となるでしょう。県はこれらのデータを基に、より効果的な経済対策を講じることが期待されています。

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