弁護士が司法修習生から評議内容聞き出し図る 業務停止6カ月の懲戒処分
弁護士が司法修習生から評議内容聞き出し図り業務停止

弁護士が司法修習生から評議内容聞き出し図り業務停止6カ月 過去に例ない懲戒処分

第二東京弁護士会は2026年3月12日、下村悠介弁護士(40歳)に対し、業務停止6カ月の懲戒処分を科したと発表しました。処分は3月11日付で、同弁護士が自身が弁護人を務める被告の共犯者審理において、東京地裁の裁判員裁判で刑事裁判修習中の司法修習生から評議の内容を聞き出そうとしたことが理由です。

地裁の懲戒請求で発覚 評議内容漏洩は未遂

この問題は、東京地裁が懲戒請求を行ったことで明らかになりました。司法修習生は下村弁護士の要求に応じず、実際に評議内容が外部に漏れることはありませんでした。しかし、第二東京弁護士会はこの行為を「司法修習制度や裁判員制度、法曹教育にも危機をもたらす行為だ」と厳しく判断しました。

同会によれば、過去に同種の懲戒例はなく、今回の処分は極めて異例なケースとなります。下村弁護士は、司法修習生と話をした事実自体は認めつつも、「評議の内容を聞き出そうとしたわけではない」と説明していると伝えられています。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

制度の根幹を揺るがす重大な違反行為

裁判員裁判における評議内容は、裁判の公正さと秘密保持が強く求められる核心部分です。司法修習生は法曹養成の過程にあり、その立場を利用した情報収集は、以下の点で深刻な問題と指摘されています。

  • 裁判員制度の信頼性を損なう恐れ
  • 司法修習生の教育環境への悪影響
  • 法曹倫理に反する行為

第二東京弁護士会は、弁護士の職務規律を維持するため、今回のような違反行為には断固とした対応が必要だと強調しています。今後も同様の事例が発生しないよう、会員への指導を強化していく方針です。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ