米軍が2026年6月から9月にかけて実施する日米共同訓練に伴い、中距離ミサイル発射装置「タイフォン」と高機動ロケット砲システム「ハイマース」が鹿児島県鹿屋市にある海上自衛隊鹿屋航空基地に一時展開されることが、複数の関係者への取材で20日、明らかになった。
タイフォンとハイマースの特徴
タイフォンは、射程約1600キロの巡航ミサイル「トマホーク」と射程300キロ超の迎撃ミサイル「SM6」を搭載可能な最新鋭システムだ。一方、ハイマースは軽量化された多連装ロケットシステムを搭載し、自走が可能。ロケット弾を最大6発、あるいは射程約300キロの戦術地対地ミサイル「ATACMS」を1発搭載できる。
訓練の詳細と目的
共同訓練は、6月下旬から7月初旬の「バリアント・シールド」と9月の「オリエント・シールド」の二つ。一連の訓練終了後、装備は鹿屋基地から撤収され、在日米軍基地で保管される方針だ。防衛省は、展開中に実射訓練は行わないとしている。
今回の展開は、日米部隊間の連携を強化し、抑止力を高めることが目的。また、日本周辺で軍事活動を活発化させる中国をけん制する狙いもあるとみられる。
地元への影響
鹿屋基地への一時展開は、地元住民の間で関心と懸念を呼んでいる。防衛省は安全確保に万全を期すとしているが、今後の動向が注目される。



