初夏の風が吹く福井県大野市蕨生(わらびょう)の水田地帯に、猫の顔が出現した。ピンと立った耳は2本のスギの木で、額や頬は広葉樹林により形作られている。新緑の時期になると、一気にモフモフとした印象が強まり、まるで麦秋の輝く「じゅうたん」の上でくつろいでいるかのような姿を見せる。
「猫島」として親しまれる撮影スポット
この景観は「猫島」や「猫林」と呼ばれ、県内有数の撮影スポットとして知られる。現地の看板によると、林の中には経ケ岳の噴火で飛来した巨大な岩が存在する。その岩は、山伏が厳しい修行を行ったという言い伝えから「山伏岩」と名付けられ、さらに宝物が埋まっているとの伝説も残されている。
SNSで広がる癒やしの空間
交流サイト(SNS)には、夕日や星空、愛車と一緒に撮影した画像が多数投稿されている。「ホンマや、ニャンコや」「エモい」「トトロみたい」といったコメントが寄せられ、地元の「宝」として親しまれている。この癒やしの空間は、紅葉シーズンまで楽しめる見込みだ。
アクセスは、道の駅「越前おおの荒島の郷」や荒島岳中出登山口から車で約5分。初夏の風景に癒やしを求めて、多くの訪問者が訪れている。



