安定的な皇位継承の在り方を巡り、中道改革連合は12日の執行役員会で、皇族数の確保に関する党見解を正式に決定した。女性皇族が結婚後も皇族の身分を保持することに賛成し、旧11宮家の男系男子を養子として皇族に迎えることも容認する内容となった。党内の亀裂が深まることを避けるため、曖昧さを残す部分もある。
見解の概要
「安定的な皇位継承に関する検討本部」の笠浩史本部長が執行役員会で、同本部での議論を踏まえて取りまとめた見解を説明し、了承された。この見解は15日に開かれる与野党協議で表明される。
見解では、秋篠宮家の長男悠仁さままでの皇位継承の流れを「ゆるがせにしてはならない」と強調。その上で、女性皇族が結婚後も皇族の身分を保持することを「優先的な方策」と位置付けた。配偶者や子に皇族の身分を与えるかについては、「当事者のご意向など個別の事情を勘案しながら適時適切に対応する」とし、皇室典範の付則に検討条項として盛り込むよう求めた。
女性天皇の是非
また、見解では女性天皇の是非についても「国民的な議論を深める必要がある」と指摘。今後の検討課題として位置付け、党内での議論を継続する方針を示した。与野党協議では、各党の見解を踏まえた調整が進められる見通しだ。
中道改革連合は、党内に保守派とリベラル派が混在しており、皇位継承問題では意見の対立が顕在化していた。今回の見解は、両派の主張を折衷した形となり、一部からは「踏み込みが不十分」との声も聞かれる。



