衆院憲法審査会は12日の幹事懇談会で、大規模災害などに備えた緊急事態条項を巡り、衆院法制局が作成したイメージ案の提示を受けた。このイメージ案は、これまでの各党の議論を踏まえた「たたき台」として位置付けられている。出席者によると、柱となるのは「国会議員の任期延長」と「内閣による緊急政令制定」の二つである。与野党はこのたたき台を受け、14日の審査会で具体的な討議を行う予定だ。
非公開の幹事懇談会での議論
幹事懇談会は非公開で実施された。与党筆頭幹事の新藤義孝氏(自民党)は終了後、記者団に対して「非常に分かりやすく整理されている」と評価しつつ、具体的な内容については明かさなかった。一方、野党筆頭幹事の国重徹氏(中道改革連合)は「憲法論議を可視化するような観点だ」と述べ、このたたき台が議論の透明性を高める効果に期待を示した。
緊急事態条項を巡るこれまでの経緯
緊急事態条項については、衆院憲法審が過去2回にわたり各党の主張と論点を整理してきた。昨年6月には、自民党、日本維新の会、国民民主党、公明党の4党などが条文の骨子案を取りまとめている。今回のたたき台は、これらの議論をさらに具体化するものとして注目される。



