政府は15日、安全保障関連3文書の改定に向けた有識者会議の初会合の議事要旨を公開した。出席した有識者からの意見として、「クロード・ミュトス」などの高性能AI(人工知能)が防衛政策に与える影響のほか、原子力潜水艦を導入すべきだとの主張もあった。
初会合の概要と主な議論
初会合は4月27日に開催。出席者の一人は、クロード・ミュトスのような「脆弱性を見つけてしまう技術を他の国や企業が開発するようになるのは時間の問題」として、AIがサイバー攻撃の能力や防衛のあり方を大きく変えるほか、認知戦や影響工作にも使われると指摘した。
AI技術の防衛への影響
小泉進次郎防衛相も米国のAIの中国との優位差は脆弱だとの米側の分析を引用し、「改めて危機感を覚えた」と言及した。この発言は、AI技術の急速な進展が安全保障に深刻な影響を及ぼす可能性があるという認識を示している。
原子力潜水艦導入の主張
このほか、出席者の一人は原子力潜水艦の導入を提言。従来の通常動力型潜水艦と比較して、原子力潜水艦は長期間の潜航が可能であり、抑止力向上に寄与するとの見解が示された。ただし、非核三原則との整合性や技術的課題についても議論が必要とされる。
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