与党、予算の年度内成立を目指す方針 首相指示も審議短縮に懸念の声
与党、予算年度内成立目指す方針 首相指示も困難との見方

与党が予算の年度内成立を目指す方針を確認 首相指示も実現への道筋は険しく

自民党と日本維新の会は16日、両党の幹事長らが東京都内で会談を行い、新年度当初予算について年度内の成立を目指す方針を確認しました。この動きは高市早苗首相(自民党総裁)が予算の早期成立の検討を指示したことに伴う対応ですが、審議時間の短縮となれば世論の批判を浴びかねず、政権内からも困難との見方が出ています。

特別国会での対応を協議 与党幹部が早期成立に意欲

同日の会談には両党幹事長のほか、政調会長、国会対策委員長が出席し、18日召集の特別国会における対応について協議しました。会談後、自民党の梶山弘志国対委員長は、予算の年度内成立を目指すかどうかについて「可能な限り早く成立できるよう努力する。全ての可能性を排除しない」と述べました。一方、日本維新の会の中司宏幹事長は「年度内成立を目指して努力する」と明確に言及しています。

新年度予算をめぐっては、通常国会の冒頭で衆院解散に踏み切ったことで審議が行えず、年度内成立は困難な情勢となっていました。しかし、首相は衆院選後の13日、首相官邸に自民党幹部を集め、「年度内成立を諦めていない」とする意向を伝達。自民党は審議時間の短縮も含めて早期成立に向けた方法を探っています。

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審議短縮への懸念 野党反発と世論の批判リスク

ただ、年度内成立を急ぐあまりに審議時間の大幅短縮に動けば、野党側の反発は必至です。先の衆院選を経て、自民党と日本維新の会は衆院定数の4分の3を占める巨大与党となりましたが、参院はなお与党少数の状況にあります。「国会軽視」に映れば世論の反発さえも想定されるため、政権内では慎重な意見が根強く存在しています。

このため政権内では、「年度内成立には無理がある。野党にも一定程度は配慮すべきだ」との意見が出ています。ある自民党幹部は「無理をすれば『独裁』と言われる。成立は4月中だろう」と語り、早期成立への難しさを指摘しています。与党内では、審議の質を確保しながらも効率的な進行を模索する動きが続いていますが、具体的な方策はまだ明確になっていません。

特別国会では予算案の審議が焦点となりますが、与党が過半数を占める衆院では比較的スムーズな採決が見込まれる一方、参院では野党との調整が不可欠です。このため、年度内成立を実現するには、与野党間の建設的な対話と妥協点の模索が求められる状況が続いています。

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