北陸新幹線の敦賀(福井県)から新大阪に至る延伸ルートの再検討を巡り、京都府亀岡市、南丹市、京丹波町は25日、福井県小浜市から亀岡市を経由して新大阪へ接続するルートの有用性を強調するよう求める要望書を京都府に提出した。現行の「小浜京都ルート」については「京都市への一極集中が加速する」との懸念を示している。
要望書の内容
要望書は西脇隆俊知事宛てに提出され、新幹線整備が遅れた場合、北陸からの人流や経済的つながりが「関東に取り込まれる恐れがある」と指摘。早期かつ低コストで新大阪に接続できるのは亀岡経由のルートであるとし、現行ルートを含む8案を再検討している与党整備委員会に対してその有用性を訴えるよう求めている。
関係自治体の懸念
亀岡市など3市町は、現行の小浜京都ルートでは京都市に駅が設置されるため、周辺地域への波及効果が限定的になると懸念。一方、亀岡経由ルートは既存の鉄道インフラを活用でき、建設費の削減や工期短縮が期待できるとしている。また、京都府北部や中部地域の活性化にもつながると主張している。
北陸新幹線の延伸を巡っては、与党整備委員会が複数のルート案を比較検討しており、年内にも方向性をまとめる見通し。今回の要望は、地域間のバランスを考慮したルート選定を促す狙いがある。



