外務省が「日印経済室」を新設、税制・規制の課題克服へ日本企業の進出を支援
外務省に「日印経済室」新設、日本企業のインド進出を後押し

外務省が「日印経済室」を新設、インド経済の成長機会を日本企業に取り込む

外務省は2026年4月1日付で、インドとの経済協力を推進するための「日印経済室」を新設することを正式に発表しました。この新部署は、伸び悩んでいる日本企業のインド進出を後押しし、同国の著しい経済成長の恩恵を積極的に取り込むことを目的としています。

組織体制と設置の背景

日印経済室は、外務省内でインド外交を担当する南西アジア課の下に設置され、約15人の職員が併任で対応します。茂木敏充外相は3月31日の記者会見で、「基本的価値や戦略的利益を共有するインドとの経済面での連携は、その重要性をますます増している」と強調し、新設の意義を説明しました。

日印両政府は昨年8月の首脳会談において、インドへの民間投資を10年で10兆円とする野心的な目標を掲げ、ビジネス環境の整備に共同で取り組むことで合意しています。しかし、外務省の分析によれば、インドの高い経済成長率にもかかわらず、進出する日本企業の数は横ばい状態が続いているのが現状です。

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日本企業が直面する課題と対策

その主な原因として、インドの複雑な税制や厳格な規制が挙げられており、これらが日本企業の進出をためらわせる大きなネックとなっています。日印経済室では、こうした課題の改善に向けて、官民一体となってインド側に積極的に働きかけていく方針を打ち出しています。

具体的には、以下のような取り組みを推進する計画です:

  • 税制や規制に関する情報収集と分析の強化
  • 日本企業からの相談対応と支援体制の整備
  • インド政府との対話を通じたビジネス環境改善の働きかけ
  • 投資促進に向けたセミナーやマッチングイベントの開催

この新部署の設置は、単なる組織改編にとどまらず、日本企業がインド市場で直面する実務的な障壁を解消し、よりスムーズな進出を実現するための具体的な一歩と位置付けられています。外務省は、日印経済室を通じて、両国間の経済関係をさらに深化させ、持続可能な成長を目指す構えです。

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