長崎県知事退任式で大石賢吾氏が4年間の県政を振り返る
2026年2月27日、長崎県知事選挙で敗れた大石賢吾知事(43)の退任式が県庁で執り行われました。大石氏は県議会の議場に集まった幹部職員らを前に、4年間の県政を振り返り、施策実現への協力に深く感謝の意を表明しました。
県政の成果と今後の展望を語る
退任式において、大石氏は「県民の皆様がふるさと長崎県を愛し、自慢したくなるような、誇れるような、そんな長崎県を皆様とともに作りたいという思いで邁進してきた」と述べ、自身の県政への熱意を改めて強調しました。また、馬場裕子副知事は子育て支援や医療分野など、大石県政下で実現した具体的な施策を挙げながら労をねぎらい、今後の県政発展への決意を語りました。
大石氏は新たに当選した平田研新知事に対し、「平田新知事の下で力を一つに合わせて、新しい時代の長崎県づくりを実現をしていっていただければと思っております」とエールを送り、県政の継続性を強く願う姿勢を示しました。
政治資金問題への悔恨と民意の受け止め
続いて行われた記者会見では、今回の知事選が接戦であったことについて問われ、大石氏は「やっぱりそれは民意。受け止め、ちゃんと整理をしなくてはいけない」と率直な感想を述べました。さらに、任期後半に政治資金問題が大きく注目され、多くの時間が費やされたことについては、強い悔恨の念を明かしました。
「統計的な数字を見ても、長崎県が前に進んでいる成果は数多くあり、県民を前向きにできた部分もあったのに、政治資金問題がより注目された。非常に悔やんでいます」と語り、県政の実績よりもスキャンダルが焦点となったことへの無念さをにじませました。
今後の活動と県職員への最後の挨拶
今後の活動については、「仕事も住むところも、なんら決まっていない」としながらも、「長崎県の発展のため力を尽くすと訴えたことに、なんらうそはない。できることを見つめながら取り組んでいきたい」と述べ、県政への貢献意欲を改めて表明しました。
午後4時ごろには、県職員約400人が拍手で見送る中、大石氏は玄関前で花束を受け取り、「この4年間、皆様がたがやったことは必ず長崎県の未来のためになると私は信じています」と職員らに最後の挨拶をして県庁を去りました。この光景は、県政に携わった者同士の絆と、新たなスタートへの期待を感じさせる一幕となりました。
大石氏の退任は、長崎県政の一つの区切りを示すとともに、地方自治におけるリーダーシップと課題の複雑さを浮き彫りにしています。県民の声を真摯に受け止め、県の発展に尽力してきた4年間の軌跡は、今後の県政運営にも大きな示唆を与えるものとなるでしょう。



