地域政党・大阪維新の会の大阪府議団(53人)は27日、府議会の議員定数を現行の79から6減らし、73とする案をまとめた。維新は府議会で過半数を占めており、6月の府議会で可決し、来春の統一地方選からの実施を見込む。
「身を切る改革」から一転
維新は「身を切る改革」を掲げ、2010年の発足以降、定数109から現在の79への削減を主導してきた。府議団のプロジェクトチームは26年4月、定数を現行の79から50減らして29とする案をまとめたが、団内から反対が相次ぎ、方針転換した。
「6減」でも、議員1人あたりの人口が東京都議会を上回り、全国の都道府県議会で最多になると維新は試算している。
対象となる選挙区
維新案によると、定数を減らすのは以下の6選挙区:
- 大正区・西成区(2→1)
- 城東区(2→1)
- 豊中市(4→3)
- 枚方市(4→3)
- 茨木市(3→2)
- 大東市・四條畷市(2→1)
維新幹事長「他会派に丁寧に説明」
維新府議団の和田賢治幹事長は定数削減の理由を、人口の多い選挙区の定数が人口の少ない選挙区の定数を下回る「逆転現象」を解消するためなどと説明している。和田幹事長は6減案をまとめた会議の後、報道陣の取材に「維新案をもとに、他会派にも丁寧に説明していきたい」と話した。
他会派から批判の声
他会派からは批判の声が相次いでいる。第2会派・公明党府議団(14人)の藤村昌隆幹事長は「府民の声を吸い上げる議員を、維新の勝手でばさばさ切っていく。身を切る改革ではなく、府民の声を切ることになる」と批判した。第3会派・自民党府議団(6人)の鹿田松男幹事長は、現行の79への削減について「削減効果の検証が十分にされていないなかで、さらに6人減らすなんてむちゃくちゃだ。身分に関わる話はもっと丁寧にするべきだ」と話した。



