静岡県が「走る防犯カメラ」事業を本格始動 民間事業者3368台の車両が協力
静岡県は、犯罪抑止と県警察の捜査活動を支援するため、民間事業者のドライブレコーダー(ドラレコ)映像を活用する新たな取り組みを開始しました。この事業の登録事業者を対象とした出発式が県庁で開催され、関係者が協力体制の構築を確認しました。
103事業所・団体が参加 登録車両は3368台に
この取り組みは、ドライブレコーダーを搭載した車両またはバイクを1台以上保有する県内の事業所や団体を対象としています。3月13日時点で、新聞販売店、警備業者、金融機関、建設業者など多様な業種から103の事業所・団体が応募し、登録された車両の総数は3368台に達しています。
登録された車両は、日常の業務走行中に「走る防犯カメラ」として機能し、地域の安全見守りに貢献します。事件や事故に遭遇した場合には、ドライブレコーダーの映像を県警察に提供し、捜査協力も行います。
新聞販売連合会理事長「地域を見守る目を光らせたい」
3月13日に開催された出発式では、静岡県新聞販売連合会の江崎晴城理事長が参加事業者を代表して挨拶を行いました。江崎理事長は「新聞配達では、細かい道筋を日常的に巡回しています。地域の安全を守るため、常に目を光らせていきたいと考えています」と述べ、事業への意欲を強調しました。
この事業は、民間のリソースを効果的に活用することで、従来の防犯カメラではカバーしきれないエリアの監視を強化することを目的としています。県は、登録事業者の車両が広範囲を移動する特性を生かし、犯罪発生時の迅速な対応や証拠収集に役立てる方針です。
県は引き続き協力事業者を募集 問い合わせ先を公開
静岡県は現在も、この取り組みへの参加を希望する民間事業者を募集しています。詳細な情報や申し込みに関する問い合わせは、県のくらし交通安全課(電話:054-221-3714)まで連絡することが可能です。
この事業は、地域社会と行政が連携して安全・安心な環境を構築するモデルケースとして注目されています。今後、登録車両の増加に伴い、より効果的な防犯ネットワークの構築が期待されています。



