小池知事の海外出張26回目「世界の動きを知る必要」経費3240万円の妥当性は
小池知事の海外出張26回目 経費3240万円の妥当性は

東京都の小池百合子知事は5月29日の定例会見で、5月17日から23日にかけて行ったオランダとカザフスタンへの海外出張について成果を報告した。就任以来26回目となる今回の出張について、知事は「世界の動きを知らなければならない」とその必要性を強調した。

出張の概要と経費

今回の出張では、オランダのロッテルダムで開催された「世界水素サミット」に登壇し、東京都の水素関連施策を発表。その後カザフスタンを訪問し、現地の大臣らとの意見交換を行った。知事は「カザフスタンは資源の宝庫であり、大臣たちと夕食を共にしながら情報交換できたことは有効だった」と述べた。

東京都のホームページで公開されている情報によると、2025年度の海外出張は今回を含めて5回で、総経費は3240万円を超える。知事本人に加え、毎回4~7人の職員が同行しており、その渡航費も含まれている。ただし、都政策企画局によれば、出張者としてカウントされるのは知事に専従で随行する職員のみで、他業務を兼ねて出張した各局幹部や担当者の経費は含まれていないという。

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過去の出張実績

小池知事の海外出張は、2016年度の就任直後から始まった。2016年度はリオデジャネイロに2回、2017年度はパリ、シンガポール、平昌などに計3回。2018年度は1回、2019年度は2回と続き、コロナ禍の2020、2021年度は実施されなかった。しかし2022年度以降は再び増加し、2022年度5回、2023年度4回、2024年度3回、そして2025年度はパリ、リヤド、米国、アブダビなど中東諸国、パリとローマ、そして今回のオランダ・カザフスタンと計5回に及んでいる。

知事の見解と課題

出張前の5月15日の定例会見で、記者から海外出張の意義や成果の公表、経費の透明性について質問が出た。これに対し小池知事は「激動する世界の中で、日本や東京がさらに磨きをかけていくには、世界の動きを実際に知らなければならない」と述べ、「実際に見たこと、聞いたことを都民にお伝えし、政策を組んでいくことは都に求められた責任ではないか」と語った。

今回の出張は招待を受けて実現したものであり、東京都の知見や経験が世界で生かされることには意義がある。しかし同時に、知事自ら海外に出向いて得たものが、都民生活のどの部分にどう反映されるのか、引き続き注視する必要がある。

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