千葉県鎌ケ谷市、2026年度予算案で中学1年生の給食費を完全無償化へ
鎌ケ谷市、中1給食費を無償化 2・3年生は補助増額

鎌ケ谷市が中学1年生の給食費を完全無償化へ 2026年度予算案で方針決定

千葉県鎌ケ谷市は17日、2026年度当初予算案を発表し、4月から中学1年生の学校給食費を完全無償化するための経費を計上した。芝田裕美市長は同日の記者会見で、この施策について「物価高騰による子育て世代の負担軽減が目的」と説明した。

段階的な拡充を視野に 2・3年生への補助も増額

中学1年生の給食費無償化に向けては、4045万円を予算化。さらに、2年生と3年生に対する1食当たりの公費補助を、2025年度の79円から2026年度は145円に引き上げるため、6710万円を計上した。

芝田市長は、2・3年生への無償化拡充について「財政状況を見ながら、段階的に進めたい」と述べ、将来的な対象拡大の可能性を示唆した。

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小学校給食費の無償化も独自に実施

鎌ケ谷市は2024年度から、独自に小学1年生の給食費を無償化している。国は2026年度から全国の公立小学校での給食費無償化を実施する方針で、児童1人当たり月額5200円を基準額としている。

同市の給食費は月額5920円のため、予算案には国との差額分として3616万円を計上。これにより、国の基準を上回る水準での無償化が実現する見通しだ。

地域課題への対応も予算に反映

軽井沢地区では有機フッ素化合物(PFAS)が検出されており、地区内に上水道を敷設するため、県企業局への負担金として2640万円を支出する。

また、マイナンバーカードの利用促進策として、住民票の写し(通常300円)を6月から12月までの期間限定で10円とするため、手数料条例の一部改正を実施。北千葉道路の整備を見据えた企業誘致を推進するため、4月に「企業誘致推進室」を新設する方針も明らかにした。

県内初のAIごみ分別アプリを4月導入

鎌ケ谷市は同日、ごみの分別支援と減量化を目的とした「鎌ケ谷AIごみナビ」の導入を発表した。生成AIの画像認識機能を活用したスマートフォン対応アプリで、4月からの運用開始を予定している。

多言語対応で外国人住民もサポート

このアプリは、市のホームページからLINE用アプリをダウンロードし、ごみの写真を送信すると分別内容が案内される仕組み。例えば、木製のスプーンは「燃やすごみ」、金属製のスプーンは「資源になるもの」と表示される。

衛星利用測位システム(GPS)機能を備えており、最寄りのごみ回収場所やごみ処理券の購入場所も地図上で確認可能。日本語のほか、英語、中国語、ベトナム語、韓国語など10カ国語に対応し、外国人住民の利用を想定している。

県内の自治体では初めての導入となり、全国では12番目の運用となる見込み。市清掃事業協同組合と共同で運営する方針だ。

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