日独防衛相が横須賀基地で会談、防衛協力の強化を確認
小泉防衛相は3月22日、ドイツのボリス・ピストリウス国防相と海上自衛隊横須賀基地(神奈川県)で会談を行った。両氏は、日本とドイツの防衛協力を強化し、両国の安全と地域の平和と安定の確保に向けて、必要な場合に協議し対応を検討することで一致した。会談前には握手を交わし、緊密な連携の姿勢を示した。
地域の抑止力向上へ日独連携を強調
会談で小泉氏は、「地域における抑止力を高める上で、日独の協力関係の強化が極めて重要だ」と述べ、国際情勢の緊迫化を背景に連携の必要性を訴えた。これに対し、ピストリウス氏は「同志国が結束を強めて行動することが今以上に重要な時期はない」と応じ、両国の結束を強調した。
意見交換では、イラン情勢やロシアのウクライナ侵略といった国際問題に加え、防衛装備品を通じた連携についても話し合われた。情勢に応じた協力を進めるため、平素から協議を継続していくことも申し合わせた。
円滑化協定の提案と米軍基地視察
ピストリウス氏は、ドイツ軍と自衛隊が相手国で活動する際の法的地位を定め、共同訓練をしやすくする「円滑化協定(RAA)」の締結を提案した。この協定は、両軍の実践的な連携を深める上で重要な一歩となる可能性がある。
会談に先立ち、両氏は米軍横須賀基地を視察し、日米独の安全保障協力の現状を確認した。この視察は、多国間での防衛連携の重要性を再認識する機会となった。
今回の会談を通じて、日本とドイツは、国際情勢の変化に対応するため、防衛分野での協力を一層強化していく方針を明確にした。今後も定期的な協議を通じ、地域の安定と平和の維持に貢献していく見込みだ。



