米宇宙企業アクシオムスペースのジョナサン・サーテイン最高経営責任者(CEO)が14日、東京都内で共同通信などの取材に応じ、同社が開発する民間宇宙ステーションについて、2030年までに4人を常駐させたいとの目標を明らかにした。そのうちの一翼を日本の飛行士に担ってほしいと、日本人による滞在や利用への強い期待を語った。
日本法人設立と若田光一氏の起用
サーテイン氏は、今年7月に日本法人を設立することを発表。代表には、元宇宙飛行士で国際宇宙ステーション(ISS)での長期滞在経験を持つ若田光一氏が就任する。若田氏は「日米協力の象徴である有人宇宙活動や地球低軌道の利用に貢献したい」とコメントしている。
アクシオムステーションの建設計画
サーテイン氏によると、同社の「アクシオムステーション」は段階的に建設される。まず2028年に最初の設備を打ち上げ、ISSに接続。その後、追加設備を結合した上でISSから切り離し、独立した民間宇宙ステーションとして運用を開始する計画だ。
日米連携と今後の展望
アクシオムスペースは三井物産と資本提携を結んでおり、日本政府も民間宇宙ステーションの利用方法を検討中だ。現在運用中のISSは老朽化のため2030年に役目を終える予定で、米航空宇宙局(NASA)は後継として民間ステーションへの移行を推進している。アクシオムを含む複数企業が建設構想を表明しており、民間主導の宇宙開発が加速している。
この取り組みにより、日本人宇宙飛行士の新たな活躍の場が広がるとともに、日米の宇宙協力がさらに深化することが期待される。



