金子恭之国土交通相は15日の記者会見で、北陸新幹線のルート再検討を巡り、日本維新の会を「軽視」したとして同党から批判を受けていた国土交通省の五十嵐徹人鉄道局長について、「不適切な発言があったことは遺憾だ」と述べた。
五十嵐氏は11日、現行計画の「小浜京都ルート」推進を求める福井県議会議員連盟の会合に出席した際、ルートごとの費用対効果に関し「それだけで決まるんだったら、政治は要らない」と発言。費用対効果を踏まえた議論を求める維新の立場をないがしろにしたとして、同党は発言の撤回と謝罪を要求していた。
これを受け、五十嵐氏は「軽率な発言だった」と陳謝。金子国交相も今回の会見で「政府としても遺憾に思う」と述べ、再発防止に努める考えを示した。
北陸新幹線のルートを巡っては、与党内でも意見が分かれており、維新は費用対効果の観点から現行計画の見直しを主張。一方、福井県などは早期着工を求めており、調整が難航している。



