欧州宇宙機関(ESA)は11日、月面に恒久的な有人基地を建設する計画を正式に発表した。この計画には日本も参加を検討しており、国際協力の枠組みで2030年代の実現を目指す。
計画の概要
ESAが提案する月面基地は、月の南極付近に建設される予定で、複数のモジュールで構成される。基地では、水の氷を利用した燃料製造や、宇宙放射線の影響を調査する実験などが行われる。総事業費は約10兆円と見込まれ、参加国で分担する。
日本の役割
日本は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が中心となり、生命維持システムやロボット技術の提供を検討している。政府関係者は「日本の技術力を活かし、国際宇宙探査に貢献したい」と述べている。
国際協力の重要性
月面基地建設は、米国主導の「アルテミス計画」とも連携し、持続可能な月探査の基盤となる。ESAのヨハン・ディートリッヒ・ヴェルナー長官は「単独では困難な挑戦だが、国際協力で実現可能になる」と強調した。
今後のスケジュール
2028年までに無人探査機で詳細な地形調査を行い、2030年代初頭に建設を開始。2035年までに最初の有人滞在を目指す。日本政府は年内に参加の可否を決定する方針。



