FBI長官の個人メールがハッキング被害、イラン系ハッカー集団が犯行声明
【ワシントン】米連邦捜査局(FBI)のカシュ・パテル長官の個人メールアカウントがハッキングされ、写真や文書が流出した事件が明らかになった。ロイター通信などが27日に報じたところによると、イラン政府と関係のあるハッカー集団「ハンダラ・ハック・チーム」が犯行声明を出し、自身のウェブサイトで情報を公開した。
流出した情報の内容と影響
ハッキング被害に遭ったのは、パテル長官が使用していたGmailアカウントである。流出した情報には、連邦政府の職に応募した際の書類や履歴書などが含まれているが、いずれもFBI長官就任前のものであり、現時点では重大な機密漏えいは確認されていない。当局は詳細な調査を進めており、セキュリティ対策の強化を検討している。
ハンダラ・グループの過去の活動
ハンダラ・グループは今月上旬にも、米医療機器メーカーに対するサイバー攻撃で犯行声明を出しており、継続的な活動が懸念されている。専門家は、米国とイスラエルによるイラン攻撃後の緊張が高まる中、サイバー攻撃の増加が指摘されており、今回の事件もその一環と見られている。
この事件は、政府高官の個人アカウントの脆弱性を浮き彫りにし、国際的なサイバーセキュリティの課題を再認識させるものとなった。FBIは声明を発表しておらず、今後の対応が注目される。



