名古屋市の閉鎖ドメインが悪用され、オンラインカジノや詐欺サイトに転送される問題が発生
名古屋市は3月30日、過去に閉鎖したホームページのドメインが第三者に取得され、オンラインカジノやサポート詐欺サイトに誘導される問題が発生したと発表しました。この問題は、愛知県が取得したドメインが悪用されたとの報道を受けて調査が行われたものです。
5件のドメインが第三者に取得され、不審なサイトに転送
市の調査によると、2019年度以降に閉鎖した82のドメインのうち、5件が中国語のスポーツサイトやクレジットカード紹介サイトなどに悪用されていました。読売新聞の調べでは、これらのドメインのうち1件では、複数の不審なサイトに誘導されるケースが確認されています。
特に問題となっているのは、「スマイル!こころの絆創膏デー2024特設サイト」という名称のサイトです。このサイトは、人間関係や経済的な問題で悩む人々に向けて相談先を案内するように見せかけながら、実際にはオンラインカジノやサポート詐欺サイトに接続していました。
サポート詐欺とはどのような手口か
サポート詐欺は、端末に偽の警告画面を表示させ、トラブル解決を手伝うように見せかけて金銭をだまし取る手口です。具体的には、コンピューターウイルスに感染したスマートフォンやパソコンの修理を装い、電子マネーなどを詐取するケースが多く報告されています。
今回のケースでは、名古屋市が閉鎖したドメインがこのような詐欺サイトへの入り口として悪用されていたことが明らかになりました。市は「これらのサイトは市とは無関係なので、十分に注意してほしい」と強く呼びかけています。
再発防止に向けた市の取り組み
名古屋市は今後の対策として、サイト開設時には自治体専用のドメインを活用する方針を明らかにしました。これにより、閉鎖後のドメインが第三者に取得され、悪用されるリスクを低減させることが期待されています。
この問題は、地方自治体のデジタル資産管理の重要性を改めて浮き彫りにしました。ドメインの適切な管理と、閉鎖後の監視体制の強化が求められています。
市民の皆様は、不審なサイトにアクセスした際には、安易に個人情報や金銭を提供せず、まずは公式な窓口に確認することが重要です。特に、自治体関連を装ったサイトには注意が必要です。



