長崎大大学院生がネット犯罪防止のクイズゲームを開発、幅広い年代に活用へ
インターネットを悪用した犯罪に巻き込まれるのを防ごうと、長崎大学大学院博士後期課程2年の西村昌浩さん(26歳)が、〇×式のクイズゲームを開発しました。このゲームは、クイズを通じて多くの人々にネットの正しい利用法やセキュリティ知識を身につけてもらうことを目的としています。西村さんは、長崎県警のサイバーテクニカルボランティアとしても活動しており、ゲーム開発の経緯やネットとの向き合い方について詳しく語りました。
ゲームの内容と特徴
西村さんが開発したゲームは、SNSの正しい使い方やセキュリティ、不正アクセスに関する知識を問うクイズを出題し、〇か×かで答えてもらう形式です。例えば、「スマートフォンのパスワードは友だちに教えてもいい」といった子ども向けの問題から、クレジットカードや暗号資産口座の情報を盗み取る「インフォスティーラー」の内容を問う問題まで、幅広い年代に対応しています。画面をシンプルにし、直感的な操作ができるように工夫されており、警察官にもプレイしてもらいながら意見を取り入れ、完成させました。
開発の経緯と背景
西村さんは、研究の合間に作業を続け、約1年間を費やしてこのゲームを開発しました。開発のきっかけは、2023年度から長崎県警のサイバーテクニカルボランティアとして活動する中で、自身が学んだ情報工学の知識を活かして、より多くの人々に貢献したいと考えたことです。以前に学園祭の出し物としてゲームを作った経験があり、クイズを通した注意喚起に取り組むことにしました。ボランティア活動では、普段の生活で見つけたフィッシングサイトや迷惑メールの発信元を警察に共有するなど、積極的な取り組みを行っています。
今後の展開と期待
このゲームは、長崎県警の防犯講座などで体験できるようになっており、地域社会への普及が期待されています。西村さんは、ネット犯罪の防止に向けて、教育現場や家庭での活用を促しており、より多くの人々が安全なインターネット利用を学べる環境づくりを目指しています。開発を通じて得た知見を活かし、今後もサイバーセキュリティ分野での貢献を続けていく方針です。



