「本物の子犬みたい」動画広告に騙された!届いたのは全く別物、生成AIを使ったニセ広告の実態
「本物の子犬みたい」動画広告に騙された!届いたのは別物

まるで生きている子犬の動画広告に騙された!届いたのは全く別物

まるで生きているように動く犬のぬいぐるみ。そんな魅力的な動画広告にひかれて購入したら、届いたのは似ても似つかぬ商品だった。SNSなどで報告されるこうしたトラブルが最近、話題となっている。専門家は生成AI(人工知能)を駆使した精巧なニセ広告の可能性があると指摘し、消費者に対し、購入前の慎重な見極めを強く呼びかけている。

「本物みたい。かわいい」動画に吸い寄せられた北海道の女性

昨年5月、北海道に住む54歳の女性は、YouTubeで偶然目にした動画広告に心を奪われた。ふんわりとした茶色の毛並みを持つ子犬がトコトコと歩く愛らしい様子や、「職人」を名乗る人物が子犬のぬいぐるみに配線を接続している工程が映し出されていた。

まるで本物の動物のように滑らかに動き、首をかしげる仕草まで再現。「高度な技術」が採用されていると謳われており、家の事情で実際のペットを飼うことができない女性にとって、これは理想的な選択肢に思えた。生きているかのように動く子犬のぬいぐるみならば、と期待を膨らませたのである。

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安すぎる価格に一抹の不安も…思わずクリック

女性は思わず広告画面をタップ。表示されていた価格は3個セットで計1万516円。高度な技術が使われていると主張する商品にしては、あまりにも安すぎるのではないかという疑問が頭をよぎった。

しかし、あまりにも可愛らしい映像に心を動かされ、「かわいければそれでいいか」と考え、購入に踏み切ってしまった。後に届いた商品は、動画で見たものとは全く異なる粗悪品だったという。

専門家が指摘する生成AIを使ったニセ広告の危険性

このような事例について、デジタル広告の専門家は、近年急増している生成AI技術を悪用したニセ広告の可能性が高いと分析する。AIによって作成された極めてリアルな動画や画像は、消費者を簡単に欺くことができる。

主な特徴として以下の点が挙げられる:

  • 本物と見分けがつかないほど高品質な動画コンテンツ
  • SNSや動画プラットフォームを利用した広範な拡散
  • 実際の商品とは大きく異なる製品が届くケースが多い
  • 返金やクレーム対応が極めて困難

消費者が取るべき対策と注意点

専門家は、オンラインショッピングにおいて以下の点を確認するようアドバイスしている:

  1. 広告主の情報を詳細に確認し、信頼できる販売元かどうかをチェックする
  2. 商品レビューや評価を複数のソースで検証する
  3. あまりにも安すぎる価格には警戒し、技術的実現可能性を疑う
  4. 決済前に返品・返金ポリシーを必ず確認する

生成AI技術の進歩に伴い、今後さらに巧妙なニセ広告が出現する可能性が高い。消費者は常に警戒心を持ち、冷静な判断が求められる時代となっている。

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