IAEAが北朝鮮の寧辺新施設に強い懸念、ウラン濃縮能力拡大の可能性を指摘
国際原子力機関(IAEA)のラファエル・グロッシ事務局長は、2026年4月15日に韓国・ソウルで記者会見を開き、北朝鮮北西部の寧辺で建設が確認された新施設について、深刻な懸念を表明しました。この新施設は既存のウラン濃縮施設と類似した外観特徴を持ち、ウラン濃縮能力が大幅に増加する可能性があると指摘されました。
ロシアの技術的関与は未確認、民生用協力を期待
グロッシ氏は、ロシアの技術的な関与については「特段の兆候は確認されていない」と述べ、現時点では明確な証拠がないことを明らかにしました。しかし、ロシアと北朝鮮の協力が民生用原子力分野に限定されることを強く望んでおり、核拡散リスクの回避を呼びかけました。
韓国との会談で核開発問題や原子力潜水艦計画も議題に
同日午後、グロッシ氏は韓国の趙顕外相と会談し、中東情勢や北朝鮮の核開発問題について議論を深めました。さらに、韓国が保有を目指す原子力潜水艦の必要性や建造計画も議題として取り上げられ、地域の安全保障に与える影響について意見交換が行われました。
この会見は、北朝鮮の核開発活動が国際社会に与える脅威を再確認する機会となり、IAEAによる監視強化の重要性が浮き彫りになりました。グロッシ氏は、継続的な調査と国際協力の必要性を強調し、平和的な解決に向けた取り組みを促しました。



