欧州連合(EU)は23日、地中海の島国キプロスで非公式首脳会議を開催した。ロシアの侵攻を受けるウクライナへの支援や中東情勢への対応が主要議題となり、トランプ米政権が北大西洋条約機構(NATO)から距離を置く姿勢を見せる中、欧州防衛に向けたEU内での協力深化も話し合われた。
ウクライナへの900億ユーロ融資完了
EUは同日、ウクライナへの900億ユーロ(約16兆8千億円)の無利子融資に必要な手続きを完了した。会議出席のためキプロス入りしたウクライナのゼレンスキー大統領は、EUのコスタ大統領やフォンデアライエン欧州委員長と会談後、「素晴らしい日になった」と感慨深げに謝意を示した。
欧州防衛協力の深化が焦点
トランプ米政権がNATOから距離を置く姿勢を強める中、EU加盟国間での防衛協力の強化が急務となっている。今回の会議では、欧州独自の防衛体制構築に向けた具体的な方策が議論されたとみられる。
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