金正恩氏、党大会前に超大型放射砲を披露 国防強化の次段階構想を表明
北朝鮮メディアは2月19日、近く開催される5年に1度の朝鮮労働党大会を前に、軍需工業部門による超大型放射砲(多連装ロケット砲)の披露式典が18日に平壌で行われたと報じました。金正恩朝鮮労働党総書記が式典に臨み、演説を行い、国防強化に向けた次の段階の構想と目標を党大会で示すと改めて表明しました。
「世界で最も威力のある兵器」と主張
金正恩氏は式典で、この超大型放射砲について「世界で最も威力のある兵器だ」と強く主張しました。この放射砲は、党大会への贈り物として軍需工業部門がわずか2カ月間で製造したもので、発射用の車両50台に搭載され陳列されました。各車両には5本の発射管が搭載されており、式典会場では金氏自らがそのうちの1台を運転する姿も見られました。
日米韓は短距離弾道ミサイルと見なす
この超大型放射砲は、日本、アメリカ、韓国の3カ国が短距離弾道ミサイルと見なしている兵器です。主な標的は韓国と在韓米軍とされており、地域の安全保障環境に大きな影響を与える可能性が指摘されています。金正恩氏の演説では、国防力のさらなる強化に向けた具体的な計画が党大会で明らかにされる見通しです。
式典の様子は朝鮮中央通信を通じて配信され、金氏を中心とした幹部らが放射砲を視察する写真も公開されました。北朝鮮は定期的に軍事パレードや兵器披露を行っており、今回の式典も国際社会への強いメッセージとして捉えられています。国防強化の構想が具体化する中、今後の党大会での発表が注目されます。



